クムシルクは高級ペルシャ絨毯の代名詞として世界的に有名。
毛足が短く目がつまっているので手入れもしやすく、
軽いので移動がしやすい点からも人気の産地です。
QUM クム
TABRIZ タブリーズ
ペルシャ絨毯の五大産地の一つタブリーズの絨毯は
幅広いデザインと緻密な織りが特徴、魚をモチーフにしたマヒ柄、フラワー柄が有名。
タブローと呼ばれる壁掛け用の絵画調の絨毯はタブリーズ産が最高とされています。
ESFAHAN イスファハン
ペルシャ絨毯の中でも、古都イスファハンで織られた絨毯は、
品質デザインとも最高級の物と言われています。
素材はほとんどがウールもしくは部分的にシルクを用いたものです。
中でもコルクウールと呼ばれる子羊の毛は細くしなやかで程よい弾力を持ち、
使うほどにしっとりとした風合いを増していく特徴があります。
NAIN ナイン
ナインはイランの古都イスファハンの北東に位置する都市でウールの産地。
ナイン産のペルシャ絨毯は、ウールの濃紺・ナインブルー・ベージュ・クリームに
シルクの白の洗練された配色で知られていますが、
赤系のものは和室にも良く合い人気があります。
KERMAN ケルマン
イランの中央ルート砂漠西南部にあり、その周辺地域で制作される絨毯がケルマンと呼ばれております。
木綿の地糸に羊毛のパイルを用いており、ケルマンの中でもラバーで制作されたラグが品質に優れ有名です。
KASHAN カシャン
テヘランの南300kmにあるカシャンは古い都で織物の歴史も古く、
絹の産地なのでシルク絨毯は有名ですが、ウールのものも人気の商品です。
GABBE ギャペ
ギャッペはイラン南部のザクロス山脈近郊で、遊牧生活を営むカシュガイ族の女性が、
自然の中で育んだ感性と家族の幸せを願う模様を織り込んだ絨毯、
全て天然染料を使用した高品質で人気の商品でございます。
最近ではギャッペデザインの安価なものが多く出回っておりますが、
実際に手にとりその違いをお確かめ下さい。
KILIM キリム
西アジアから中央アジア一帯を移動生活してきた遊牧民により作られた平織りの織物です。
キリムの呼び名は地域や部族の名前がついいます。
BALOOCH バルーチ
バルーチはイラン南東部のバルチスタン地方の遊牧民によって作られています。
縦糸に綿素材を使うことで密に織り込まれた絨毯を制作するのが特徴です。
赤い色味の表現が多彩で短く切り揃えられた毛足、
織が細かくしなやかな手触りで欧米でも人気が高い絨毯です。